愛しさと切なさとエスプレッソ

パンとマンションが好きな人のブログ

Mr.パーカーJr.

「自分が年を取ったを感じる瞬間は」

そんなテーマで友達と話す事が時々ある。傷が治りにくくなった、寝ても疲れが取れない、肘がガサガサする、お腹の肉が取れないなど、同年代の友達からの強い共感を得られるエピソードは年々増えていく。

最近それに「パーカーが似合わなくなる」が追加された。かわいいと思っていたグレーのパーカーが全然似合わないのである。着ている自分の姿を見ていると「このフードは何のためについているの?」とパーカーがパーカーであるための要素に疑問さえ湧いてくる始末。しかしパーカーがかわいくなくなったのかと思って脱いでみると、パーカー自体はかわいいのである。一体どういう事だろうか。

以前着ていたパーカーはクリーニングに出したらめちゃくちゃに縮んでダメになったので、数年前にサンスペルでちゃんとしたパーカーを買ったのだ。洗濯にも気をつけていたし、サンスペルは何度着ても傷みが少なく、これは長く使えると思っていたが、まさか服よりも着る人の傷みが先に来るなんて。

同じタイミングでカンペールの靴も似合わなくなった。カンペールは履きやすいしかわいいから最高と思い、スペインに行った時にまとめて何足も買った事があったが今はメルカリに出品している。そして今は他に履く靴が無いので靴難民だ。

思えばだいぶ前にフラボアの服を全部捨てた事があった。同時期にボーダーの服も子育てに疲れた人か模範囚のように思えて全て捨てた。それと同じような事が今起こっているのかも知れない。とりあえず今は着れる服が減ってしまったので買い足したい。クローゼットには白シャツに黒パンツといった超無難な服しか残っていないのだ。